【特別講座6】正当化する

f:id:akikosabe:20190321164453j:plain

こんにちは、こさべです。

今日は特別講義の最終回です。

 

今回は「正当化」について書いていきます。

 

なかなか大事な内容なので、

きちんと覚えていきましょう。

 

 

さて、

 

例えば、登場人物が「足が折れている」という設定だとします。

 

 

脚本に「足が折れている」と書かれているので、

あなたは足が折れているっぽく演じるかもしれません。

 

しかし、それだけで十分でしょうか?

 

いまひとつ、自分でもリアリティを感じることができないかもしれません。

 

 

 

では、

 

ここで、あなたの足が折れていることを想像してみましょう。

 

 

もしあなたの足が折れているのなら、足が折れた原因がありますよね?

階段で転んだ、とか、車にはねられた、とかですね。

 

あなたはそのことについてどう思ったのでしょう?

 

周りの人の反応は?

 

そのケガは自分のせいでしょうか?

 

もしあなたが本当に足が折れているのなら、

おそらくこれらの問いは答えられると思います。

 

 

 

役を演じるときも同じです。

 

「足が折れている」ということが現実的に感じられますし、

「足が折れている」ことに対して自分がどのような態度をとるのかもわかってきます。

 

 

もうひとつ例を出します。

 

たとえば、あるシーンの稽古中、

演出家に「ここで3歩歩いてくれ」と言われたします。

あなたは言われた通り3歩歩きます。

 

そして本番、観客は「あの人はなんで3歩歩いたんだろう?」と疑問に思いました。

 

もしあなたがそのような質問をされたら、

あなたは「演出家に3歩歩けと言われたから3歩歩いたんだ」と答えますか?

 

 

これはやはり、俳優が自分で考えなければいけません。

 

 

 

つまり、「正当化する」ということです。

 

 

 

何か行動をするときに、

そのことについて「正当化」してほしいです。

 

ただ指示された通り動く俳優のなのか、

全て行動に説得力を感じられる俳優なのか、

 

おそらくあなたがならいたいのは後者でしょう。

 

 

初めは面倒に感じるかもしれませんが、

ぜひすべてを正当化するクセをつけてみてください。

 

 

一番下の動画では、もう少し細かい内容を話しています。ぜひご覧ください。

 

 

 

 

さて、以上で今回の特別講座は終わりです。

動画では課題などもありますので、ぜひ実践してみてください。

 

 

 

……と言って実践する人は10人に1人だそうです。

 

 

 

 

もう少しいうと、

 

「こんな役に立つ情報があるよ」というのを目にした人が100人いたとすれば、

実際にそこにアクセスする人は、そのうち10人だそうです。

 

 

そして、その情報を手に入れて、

「なるほど勉強になるなー」とは思ったけれど、

実際に行動に移す人は、10人に1人です。

 

 

つまり、最初に情報があることを知ったのが100人だとすれば、

それを行動に移す人は1人しかいないのです。

 

 

残りの99人は、結局は「なにもしない」ということです。

 

 

なので、ぜひあなたは100人のうちの1人になってください。

逆に言えば、行動に移せば、ほかの99人を出し抜けるとも言えます。

 

 

 

ですが、

 

 

そうは言ってもなかなか実践に移せる環境にない人もいるかと思います。

家で大声を出せないとか、一緒にやる人がいないとか……

 

もしすでにできる環境がある場合はすぐに行動に移してみてください。

 

 

もし環境がない場合は、私が用意してある環境を利用してみてください。

 

 

私は「ゆりいか演劇塾」というワークショップを行っているのですが、

そこで、ほかの仲間たちと一緒に、演技の役にたつことを実践しています。

 

 

一人で家でできる人はそれに越したことはありませんが、

実はモチベーションを保つということはものすごく大変なことです。

 

 

「この時間にこの場所に来て、ほかの人たちと実践する」

という場があると、一人でやっているよりも

かなりモチベーションを維持しやすいです。

 

 

〆切は3月25日と迫っているのですが、

まだ定員には空きがありますので、ぜひご応募ください。

 

 

初心者は日曜日のクラス、経験者は土曜日のクラスがオススメです。

 

 

ゆりいか演劇塾の詳しい募集内容はこちら。

https://www.clark-artcompany.com/eurekaindex

 

 

 

それでは、あなたがよりより俳優になるのを応援しています。

今回も最後までありがとうございました。

 

www.youtube.com