【観劇初心者必見】ハズレのつまらない芝居を避ける3つのポイント

こんにちは、小佐部です。

突然ですが、あなたは舞台を観にいきますか?

もしくは舞台を観に行くことに興味がありますか?

私は全く興味がありませんでした。

 

多くの人がそうであるように、

私も舞台(演劇)を観に行くことにあまり興味がありませんでした。

その理由はおそらくあなたを含めた多くの人と同じだと思うのですが、

・そもそもどこでやっているのかわからない。

・いざ観に行った舞台がそんなに面白くなかった。

 

舞台に興味がないと言っているほとんどの人が、恐らくこのいずれかででしょう。

それでも私が札幌で演劇を見続けてきた理由は、

単純に自分が演劇をやっていたからです。

勉強のため……人付き合いのため……

恐らく今まで札幌で観てきた数は300作品を超えると思います。

そして、それだけの作品を観てきてわかったことがあります。

確かに面白くない作品は多い……

 

だけど……

本当に面白い舞台は、

映画を遥かに超えて面白い。

ということです。

最高の舞台を体験すると、

「今まで生きてきてよかった」と思えるほどです。

この舞台の面白さをいろんな人と共有したい。

そう思って今このメッセージを書いています。

しかし、舞台のオススメするにはどうしても大きな壁があります。

それは、確かに「面白い舞台は映画を遥かに超えて面白い」のですが、

映画よりもハズレる可能性が高いことです。

私も何度これで苦い思いをしたのかわかりません。

でも、それでもあなたと最高の舞台を体験した時の、あの感動を共有したいのです。

だから、ぜひ劇場に行ってほしいのです。

でも、ハズレの舞台を観てしまって、舞台を嫌いにはなってほしくはありません。

そこで今回は、できるだけハズレる可能性を低くするために、

今まで300作品以上を観てきた私が、観に行く作品選びのコツを教えます。

これをある程度の目安にすると、​ハズレる可能性は低くなるのではないかと思います。

 

 

1.チラシのクオリティの低いところは避けろ

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私の体感ですが、最も大きなポイントはここです。

チラシのクオリティと作品のクオリティは、

やはり連動していることが多いです。

​特に、チラシのクオリティがみるからに低いところは

避けた方がいいでしょう。

また、チラシにはたいてい「あらすじ文」など、

作品の内容が書かれていることが多いのですが、

その内容があまりにも抽象的な場合

脚本の中身がほとんど決まっていないような場合もありますので、

​注意が必要です。

 

 

2.実力のある俳優が出演しているかどうか

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実力のある俳優が出演しているだけで、

それだけで見ごたえのある舞台になります。

また、そのような俳優をそろえているということで、

制作者の本気度も伝わってきます。

ただし、この方法のデメリットは、

あまり劇場に行ったことのない人は、

​誰が実力のある俳優なのかよくわからない点です。

 

 

3.どうしても外したくない場合は、過去に上演されたことがある作品を観に行け!

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どうしてもはずしたくない場合は、

過去に上演されたことのある作品を観に行くことです。

少なくとも、評判の悪かった作品をもう一度上演するということは、

考えづらいでしょう。

評価が高かったからこそ、もう一度上演するのです。

札幌では、過去に上演され評価の高かった作品をもう一度上演する札幌演劇シーズンというイベントがあります。

もし札幌に住んでいて、舞台を観てみたい人は札幌演劇シーズンの演目をみてみるとよいでしょう。

ただし、開催時期は1~2月、7~8月なのでこの時期でなければ観に行くことができません。

 

これと同じ考え方で、以前東京などでプロの作家が書いた脚本が、次は札幌で上演されるというような場合も、ハズレる可能性は低いと思われます。

 

もちろん新作の上演で面白いものはたくさんあります。しかしどうしても外したくない場合はこのポイントを抑えるといいでしょう。

 

 

以上3点が、ハズレをひきにくくするポイントです。

(1)チラシのクオリティの低いところは避けろ
(2)実力のある俳優が出演しているかどうか
(3)どうしても外したくない場合は、過去に上演されたことがある作品を観に行け!

ぜひこの3点をチェックしつつ観劇をお楽しみください。

 

 

それでもまだ不安……ハズレるのが怖い……

 

その気持ちは非常によくわかります。

 

お金払って、時間を使って、わざわざ劇場まで足を運ぶわけですから

ハズレたときのショックは大きいですよね。

私も、それで舞台を嫌いなってもらっては、非常に残念です。

そこで、

札幌で300作品以上みてきた私からみて、

​ハズレる可能性が非常に低そうな舞台を紹介します。

なぜこの作品をオススメするかというと、

さきほどの条件を全てクリアしているからです。

本当にそうなのか?

それでは今回紹介する作品について、さきほどの内容をひとつひとつ検証していきましょう。

【チラシはプロのクオリティ】

まずは、「(1)チラシのクオリティの低いところは避けろ」です。

チラシを見るに、わざわざスタジオや小道具を借りて、俳優全員を集めて撮影された写真も使われていますし、

チラシのレイアウトもプロの仕事に見えるので、この点は心配ありません。

【俳優賞をとった俳優さんも出演】

次に「(2)実力のある俳優が出演しているかどうか」です。

チラシに並んでいる俳優のメンバーを見てみると、札幌でかなり活躍している俳優さんばかりです。

俳優賞をとった俳優さんの名前も並んでいるので、この点も心配はないでしょう。
 

紫綬褒章を受章した脚本家

最後に、「(3)どうしても外したくない場合は、過去に上演されたことがある作品を観に行け!」です。

ここが最もポイントの高いところなのですが、

この脚本は、演劇界では超有名なケラリーノ・サンドロヴィッチさんが関わっています。

岸田國士戯曲賞読売演劇大賞最優秀演出家賞、最近では紫綬褒章まで受賞されたものすごい方です。

調べてみるとこの作品は、2006年に初演され、堺雅人さんや八嶋智人さんなどが出演し、

パルコ劇場で3週間にわたって上演されたようです。

このときの公演のチケットは8000円だったようです。さすがに豪華なメンバーだけあって高い…!

というわけで、どの要素とってみても、かなり期待度の高い公演です。

僕も必ず観に行こうと思って、今から楽しみにしています。

​その公演がこちらです。

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4月に札幌・琴似で上演される『噂の男』という作品です。

私も今から観に行くのをかなり楽しみにしています。

なんなら、今のところ今年一番期待している公演です。

しかも、これもオススメする大きな理由なのですが、

チケット料金がかなり攻めてます。

さっきも書いた通り、東京で上演されたときはチケット価格は8000円だったようなのですが、

 

今回の公演、2500円らしいです。

もう一度書きます。2500円です。

なぜこのメンバーで、そこそこ広い会場で、こんな安い値段でやっているのかはわかりません。

 

とにかく多くの人に見てもらおうと考えてこの価格に設定したのでしょうか?

しかし、どこをとってもハズレる心配要素はかなり少ないので、

安いからといって心配になる必要はないと思います。

はっきりいってもっと高い値段でも観に行こうと思っていますが、

ここはありがたく2500円で観させてもらおうと思っています。

ちなみに、学生だとさらに1000円割り引いてくれるようです。

採算合うんでしょうかね……?

というわけで本当に面白い舞台を観に行きたい人は、この作品を観に行くといいと思います。

ちなみに、下品な要素もあるようなので、

​上品でおしとやかな作品しか受け付けない人にはオススメしません。

笑いの要素はかなり多めのようです。

公演期間は2019年4月18日(木)~20日(土)で、平日お昼の回もあるようです。​

会場は、JR琴似駅直結の、コンカリーニョという会場です。

 

この値段でこのメンバーならチケットかなり売れるんじゃないかと思うので、

​満席になる前にご予約をどうぞ。

 

チケット予約はこちらからどうぞ!

www.quartet-online.net

 

 

 

それでは、よい観劇体験を!

 

 

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信山プロデュース※3『噂の男』 脚本:福島三郎   潤色:ケラリーノ・サンドロヴィッチ  演出:井上悠介(きっとろんどん)

 演芸場の裏。普段は上演前の芸人の控室として使用されており、小道具などが雑多に積まれている。昔、ここのボイラーが爆発する事故があり、人気絶頂だった漫才師が犠牲となった。あれから12年がたった夏、一人のボイラー技士が定期点検にやってきた。予測不可能なサスペンス・コメディ。いやーな男たちの、いやーなお話。

*出演*
能登英輔(yhs) 村上義典 深浦佑太(プラズマダイバーズ) 遠藤洋平 国門紋朱(ミュージカルユニットもえぎ色) 有田哲(クラアク芸術堂) 信山E紘希

​*日時*
2019年4月

18日(木)19:30 19日(金)15:00/19:30 20日(土)13:00/17:00 ※開場時間は開演時間の30分前です。※上演時間は120分を予定しております。


*会場*
生活支援型文化施設コンカリーニョ(札幌市西区八軒1条西1丁目ザ・タワープレイス1F<JR琴似駅直結>)

​*料金*
一般2,500円 学生1,500円

照明:手嶋浩二郎(劇団しろちゃん) 照明補佐:秋野良太(祇王舎) 音響:高橋智信   舞台:上田知   方言指導:カネタミユ 制作:信山プロデュース 制作補佐:野沢麻未 小川しおり(劇団fireworks) 宣伝美術・プロモーション協力:小島達子(tatt) 小道具:蝦名紗友水(ミュージカルユニットもえぎ色) 協力:山木眞綾 佐藤智子 丹野早紀 channel-E 主催:信山プロデュース クラアク芸術堂企画運営委員会 後援:札幌市 札幌市教育委員会